| ”矯正治療の進め方ABC”
今回はStep2のお話です。Step2とは…上下すべての歯の凸凹を治し平らな平面になるように並べること(専門用語では「レベリング」と言います。)についてお話をしましょう。Step2はStep1と同じ様に家を建てる例でいえば、その土地に設計図をもとに家の「基礎」といわれるコンクリートの土台を打ち込む段階です。
1、通常、萌出しているすべての永久歯の一本一本にブラケットやバンドと呼ばれる装置を付けてこの装置のみぞにワイヤー(主線)を入れてこのワイヤーをリガチャーワイヤーと呼ばれる細いワイヤーで歯にしばって歯の上下、あるいは左右のずれを治していきます。治療計画(家の設計図)であらかじめ抜歯が必要なときは通常抜歯が終わってからこの治療を始めます。
2、歯並びを平らにしていく時の主役はワイヤー(主線)です。ワイヤーには断面が丸型のものと角型のものの2種類があり、歯をどのように動かしたいかにより取りかえていきます。普通は細くて柔らかいものから順に太くて硬いワイヤーへそして丸型のものから角型へと変えていきます。
最近では弾性に富んだチタンを主成分としたワイヤーや口の中の温度により元の形にもどる形状記憶合金などもよく使われます。
3、
歯を平らにするだけでも数ヶ月から半年以上かかることがありますが、このStepが終わる頃には凸凹の歯並びは、ほぼ平らになります。でも、これでおしまいというわけにはいきません。上下の歯並びがそれぞれ平らになっていても、それが噛み合った時にお互い前後、あるいは左右にずれていては良く噛むことはできません。
また抜歯をして犬歯からうしろの歯の関係を正しく位置づけて行かなければなりません。
この段階はStep3になりますので次回に詳しくご説明しましょう。
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