”矯正治療の進め方ABC” Step4
前回のStep3までの治療ですでに歯並びは平らになり、上下の犬歯から後ろの歯(犬歯、小臼歯、大臼歯)も正しい関係で並びましたね。
さて、今回のStep4では4本の前歯を移動します。
さぁ、前歯をさげましょう!
治療前に上顎前突(出っ歯)だった人にとってはようやく望みがかなえられるStepがきたことになりますね。下顎前突(受け口)だった人では、このStepに入る前にすでに前歯の前後的関係は治っている場合が多いのですが、このStepではじめて治ること(主に下の前歯をまとめて後ろに動かすことにより)もあります。
ちょっと複雑なワイヤーになるよ!
それでは具体的にはどんなことをするのかお話しましょう。繰り返しになりますがこのStepまでに犬歯より後ろの歯はすでに凸凹も治り、前後的関係も良くなっているのですが、あとはこの状態をくずさないようにしながら上下の前歯4本ずつをまとめて後ろに引っぱればよいわけです。
普通よくやる方法は左右の犬歯から後ろの歯を左右それぞれい1本ずつのワイヤーで固定しておき前歯4本と途中の歯を飛ばして一番奥の大臼歯をつないだ1本のワイヤーで(合計3本のワイヤーを使う)前歯を後ろに引っぱるのです。また時には前歯も横の歯(犬歯と小臼歯)も奥歯(大臼歯)もすべて1本のワイヤーでつないだ状態で4本の前歯をさげることもあります。
このステップではいま説明したようにお口の中にはちょっと複雑なワイヤーが入ることになりますから歯磨きは一生懸命、丁寧にやらないと虫歯を作ってしまったり、歯周炎をおこしたりしてしまいますからがんばってね。
また、横の歯や奥歯の関係を保つために「顎間ゴム」を使っていただくことがしばしばあります。これをきっちり使っていただかないと今までの努力がすべて水の泡になってしまうので「顎間ゴム」を使うことになった時には指示された通りしっかりと使ってくださいね。
ここまで治療が進むと上下の前歯の位置関係もほぼ正常な状態になり出っ歯だった人の上の前歯はさがり、受け口だった人の下の前歯もさがります。口元もだいぶすっきりしてきて、今までの苦労がむくわれた気持ちになるでしょう!!
あともうひとがんばり!